P「あいつらに会いたい」
1- 20
304: ◆nx90flyJCa6p[sage saga]
2020/10/29(木) 20:16:36.62 ID:ucTJmfQf0
P「――いいや、普段のお前はそんなものじゃないはずだ」

P「思い出せ、遥か南西より伝わりし古の言葉を。
  それを使いこなせる者はこの世でただ一人……」

P「そう! お前だ、神崎蘭子!」

蘭子「そんなの知らない」プイ

P「……」

P「なあ、いつも通りの言葉遣いに戻してくれないか。
  蘭子の言葉はきちんと理解できているから」

蘭子「じゃぁ、プロデューサーも話して」

P「え、蘭子の言葉遣いで? それはちょっと……。
  正直今のだって恥ずかし――」

蘭子「違う! プロデューサーもなにが苦しいのかちゃんと話して!」

P「……俺はなにも苦しんでないよ」

蘭子「嘘」

P「嘘じゃない」

蘭子「嘘! 絶対嘘! どうして話してくれないの!」

P「蘭子?」

蘭子「杏ちゃん、ずっと心配してる。
   誰よりもプロデューサーのこと気にかけてる。
   今回だって杏ちゃんがいち早くプロデューサーの異変に気づいた」

P「……杏が」

蘭子「でも、プロデューサーなにも話してくれないから!
   杏ちゃん、やっぱり自分のせいなんじゃないかって……」

P「……」

蘭子「話して、プロデューサー。
   プロデューサーがいつも私たちの力になってくれるように、
   私たちもプロデューサーの力になりたい……」

P「……苦しいわけじゃないんだ。ただ思い出してしまっただけなんだ」

P「ふとしたきっかけで過去を思い出すことってあるだろ。
  なんでもない言葉のやり取りが、相手の仕草が、些細なできことが、
  誰かの面影と重なって過去の記憶が蘇る」

P「ずっと、忘れていたのにな……」

蘭子「……」



…………………
………………
…………
……


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
521Res/386.70 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice