P「あいつらに会いたい」
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250: ◆nx90flyJCa6p[sage saga]
2020/10/26(月) 20:25:00.23 ID:j3ttDkno0
P「しかし、東京の空でもこんなに星が綺麗に見えるものなんだな」

アーニャ「今日の星空指数は今年で最高値です。
     こんな夜は滅多にありませんよ。まさに“僥倖”です」

P「また難しい言葉を覚えたな。それも台本に載っていたのか」

アーニャ「ダー。他にも難しい言葉、沢山ありました。
    “邂逅”とか“静謐”とか“闇に飲まれよ”とか」

P「最後のは絶対載ってなかったろ。映画の撮影はどんな調子だ」

アーニャ「トルードナ……、とても大変です。
     私の役『舶来の英国人』は日本語がとても上手。
     アー……、リューチョー? に話せる設定です」

アーニャ「役を演じながら言葉を途切れさせずに話すのは難しい。
     NG、沢山出してしまいます」

アーニャ「ですが、大変だけど楽しい。
     スタッフも役者のみなさんも優しいです。
     アーニャが上手く演じられるよう、導いてくれます」

アーニャ「だから私も周りの期待に応えられるように、最後まで精一杯頑張ります」

P「ああ、アーニャならできるよ」

P「それにしても綺麗な夜だな。満月もよく見える」



 「いいえ、今宵の月は待宵月ですよ、あなた様」



P「……!」クルッ

アーニャ「どうしました?」

P「いや、今の……」

アーニャ「ふふ、そうです。今のも台詞の一つです」

アーニャ「アー……、プロデューサー? お腹空きませんか。
     実は今夜のためにボルシチを作ってきました」

アーニャ「ロシアにいた頃、グランマがよく作ってくれました。
     アーニャの思い出の味、プロデューサーにも知ってほしくて……」

アーニャ「グランマのようにはいきませんが美味しくできたと思います。
     ……食べてくれますか」

P「あ、ああ、それはもちろん」

P(……)


…………………
………………
…………
……


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