176: ◆nx90flyJCa6p[sage]
2020/10/23(金) 13:07:01.13 ID:vTqC38JC0
楓「――なるほど、そんなことが」
幸子「まったく、油断も隙もありませんね、城ヶ崎姉妹は。
どうしてそんな大事なことを今まで黙っていたんですか」
アナスタシア「美嘉をかばったんですね」ムスッ
未央「あはは、まあ、その……、
すでにしぶりんから散々絞られた後だったし、
これ以上責められるのも酷かなって」
未央「現に今の話を聞いてまゆちゃん飛び出して行ったし……。
しぶりんに続いてまゆちゃんだよ? 美嘉ねえ搾りかすになっちゃうよ……」
アナスタシア「それは美嘉の自業自得です。
私だって美嘉に一言いわせてほしいくらいなんですから。
莉嘉も、寮の規則はきちんと守らないといけません」
莉嘉「ゴメンなさい……」シュン
杏(珍しくアーニャが怒ってる……)
愛梨「やっぱりプロデューサーさん、記憶取り戻すの諦めっちゃったのかな……」
幸子「そう決めつけるのは早計だと思います!
日をあらためてもう一度誘ってみましょうよ。
もしかしたらなにか都合があって断られたのかもしれませんし」
杏「どうかな。結局もっともらしい理由つけて断られるのが落ちな気がする。
少なくとも思い出巡りに乗り気じゃないのは確かなんじゃないかな」
楓「杏ちゃんのいう、
『莉嘉ちゃんたちの部屋を訪れた本当の理由』も気になるわね。
話を聞く限り、プロデューサーが探しているものは、
そもそも記憶ではない可能性も出てきたみたいだし」
莉嘉「記憶じゃないなら、なにを探してるの?」
杏(……)
楓「いえ、憶測で語るのはやめましょう、きりがないわ。
『必ずいう』とプロデューサーがいっていたのなら、
その言葉を待ちましょう」
楓「それより、こうなってくると別の問題も出てくるわね」
未央「別って?」
楓「これこそ憶測で語りたくはないけれど、
もしプロデューサーが本当に記憶を諦めるとしたら、
それを私たちは受け入れることができるかしら」
愛梨「それは……」
楓「気持ちの整理をつけなければいけないのは、プロデューサーだけじゃないわ」
卯月(……)
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