小岩井吉乃「ちなみに今は何も穿いてない」 真壁政宗「わざわざ言わんでよろしい」
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15:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/17(土) 21:43:16.04 ID:bB3VyAocO
「帰るわよ、吉乃」
「はい。愛姫さま」

安達垣愛姫はさすがというべきか、立ち直りが早く、未だに放心状態の小岩井吉乃を立たせると、糞入りのビニール袋を持たせた。

「お、重たいです……」
「それじゃあ、手伝おうか?」

袋の持ち手の片側を受け持つと確かに重く、改めて罪の重さを実感した。後悔はない。

「豚足のわりには気が効く」
「だから豚足呼ばわりはやめろっての」

いつもの会話にいつものように返すと、小岩井吉乃はいつものように……無視はせずに。

「ありがとう、政宗」
「えっ?」

聞き違いかと思い、立ち止まると、彼女は。

「まったく……せっかく愛姫さまに告白するチャンスだったのに、やはり豚足は豚足か」
「え? 今の、チャンスだったの?」
「ま、とりあえずは、今日みたいに3人でというのも、悪くなく……なくもなくもない」

やはりいつものように腹黒な一面を見せて、けれどいつもとは違い、柔らかく微笑んだ小岩井吉乃の滅多に見れない笑顔と。

「片手、空いてるなら繋ぎなさいよ……」

などと言って袋を持ってない方の手に絡む、頬を赤く染めた安達垣愛姫の細い指先を感じて、俺は仮に今回チャンスを逃したのだとしても次の機会が愉しみだと、そう思えた。


【政宗くんの下痢便痔】


FIN


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