【咲】京太郎「十年の時が経っていた…」和「その2です」【安価】
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86: ◆T3wZhmz5ZM
2020/10/17(土) 15:03:45.64 ID:/z4gd5hr0
和「京太郎くん、あーん」

京太郎「あーん…うん、うまい」

洋榎「京太郎、あーん」

京太郎「あ、あーん…あふっ!!」

なんだ、この状況は…。俺は今、お見舞いにきた二人の恋人にあーんしてもらっている。和には作ってきてもらったお弁当を、洋榎さんには買ってきたのであろうたこ焼きを、それぞれ食べさせてもらっている。なんか恥ずかしい気がするのは、俺が記憶を失ってるせいだろうか。

和「もう、もっと冷まさないと京太郎くんがやけどしちゃいますよ」

洋榎「何言うとんねん。たこ焼きはこうやって、熱いのを食べるのが一番なんやで」

こんな感じで二人の仲は良さそうだ。正直、ギスギスしてやしないかと心配していたが、少し安心できた。

そうだ、この感覚だ。そう考えてると、思い出が溢れてきた。和に告白したこと、和と一緒にいろんなところに行ったこと、大阪に行って洋榎さんと仲良くなったこと。洋榎さんに告白されたこと…。そんな大切な記憶が一気に自分の中に溢れてきた。

京太郎「和、洋榎」

和「どうしたんですか?」

洋榎「どうしたんや?」

俺は二人を抱きしめて、こう言った。

京太郎「ありがとう、二人とも…これからもずっと一緒にいてくれ」

和「…はい」

洋榎「何言うとんねん。ずっと一緒に決まってるやろ」

これからも俺達は三人で歩いていこう。
俺達の道はこれからも続くんだ。


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