【咲】京太郎「十年の時が経っていた…」和「その2です」【安価】
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521: ◆T3wZhmz5ZM
2020/10/24(土) 22:51:38.46 ID:mbJN2bUg0
尭深「京太郎くん」

京太郎「…」

尭深「寝てるの?退院してきたばっかりだから疲れたのかな」

京太郎「…」

尭深「…京太郎くん、最初に会ったのは清澄が初めて優勝した時だったね。」

京太郎「…」

尭深「あの時の京太郎くんは嬉しそうだけど、どこか寂しそうで…。きっと自分だけがみんなのなかに入れなくて、どうしていいか分からなかったんだよね。だから、私は気になって声をかけたんだ」

京太郎「…」

尭深「それが、始まりだったね。それから、ことあるごとに電話して…お互いに会いに行ったりして…そして、京太郎くんの高校最後のインターハイで告白してくれて…」

京太郎「…」

尭深「京太郎くんは私と同じ大学に来てくれたね。あの時はとても嬉しかったな。これから毎日京太郎くんと会えるんだって」

京太郎「…」

尭深「そして、お互い初めてはホテルでしたね。正直、よく分からなかったけど京太郎くんと一つになれて本当に嬉しかった。」

京太郎「…」

尭深「そして、私は喫茶店を開いて、京太郎くんはプロになって…。離れることも多くなったけど、私は京太郎くんのことを忘れたことはないよ」

京太郎「…」

尭深「ねぇ、京太郎くん。私との思い出は京太郎くんの中に残ってないのかな。…だとしたらやっぱり…寂しいな」

京太郎「…大丈夫ですよ」

尭深「きょ、京太郎くん!?い、今のは…」

京太郎「今、思い出しました。なにもかも」

尭深「えっ?」

京太郎「尭深さんの声を聞いてたら、尭深さんとの思い出がどんどん溢れてきて…」

尭深「それじゃあ…」

京太郎「はい、元通りですよ。あなたの知っている須賀京太郎です」

尭深「良かった…。本当に良かった」

京太郎「尭深さん。これからも一緒に思い出を作っていきましょう。」

尭深「うん、これからもずっと一緒だよ。京太郎くん」

カン


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