8: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 17:21:49.79 ID:V6x1Fopt0
「みんな東京に出てきた3人だからね」
9: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 17:23:00.10 ID:V6x1Fopt0
第1章 あたしでごめんね
10: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 17:23:52.55 ID:V6x1Fopt0
紙には「ミニステージ 群馬デパート」と書かれている。
何分繋いで欲しいとか、
この商品を紹介して欲しいとか書いてある。
11: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 17:25:18.15 ID:V6x1Fopt0
「そっかぁ。それで、これは……あ、明日だべか」
いつのお仕事なんだい、
12: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 17:26:06.89 ID:V6x1Fopt0
経験不足のあたしよりも
先輩アイドルの我那覇響さんが出ていった方が
イベントは確実に成功するだろうなぁと分かっていた。
13: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 17:27:32.97 ID:V6x1Fopt0
「それだけなんだけど、良く見ておいてくれ。
明日朝一で出て会場入って打ち合わせだ」
14: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 17:28:27.68 ID:V6x1Fopt0
この”総当りで書き出されている”アイドルの名前は
全て同じ事務所のアイドル。
みんなとってもいい子でダンスが上手な子が多い。
15: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 17:29:07.72 ID:V6x1Fopt0
メールを打ち終わったのか、
プロデューサーは立ち上がり、
紙一枚を見つめる私を見て言う。
16: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 17:29:43.24 ID:V6x1Fopt0
次の日。
眠そうな目で事務所に来たあたしを
17: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 17:30:39.13 ID:V6x1Fopt0
あたしはプロデューサーの運転するワゴンに乗り込む。
助手席に座ると広い車内を振り返る。
18: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 17:32:01.38 ID:V6x1Fopt0
エンジンがかかる頃にあたしはシートベルトを
締めてプロデューサーに「お願いします」と挨拶をする。
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