77: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 18:44:22.37 ID:V6x1Fopt0
「お前は春香じゃねえだろうが!
78: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 18:45:29.74 ID:V6x1Fopt0
「局のスタッフたちだけじゃねえ。
うちの連中にもこのことはいずれ知れ渡る。
そうなればお前は急に番組をすっぽかした危険人物扱いだ。
79: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 18:46:35.75 ID:V6x1Fopt0
どうして、気がつかなかったのだろう。
どうして、あの時……。
どうして、プロデューサーは……。
80: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 18:47:28.79 ID:V6x1Fopt0
──数日後、21時頃の遅いご飯の時間だった。
81: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 18:48:07.60 ID:V6x1Fopt0
……何を食べても味がしなかった。
物を口に運び、噛み、飲み込む作業をするだけだった。
82: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 18:48:40.84 ID:V6x1Fopt0
第3章 おめえ、帰れ
83: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 18:49:09.77 ID:V6x1Fopt0
「そっか。うん。今行くよ」
「今日はいい天気だねえ。
84: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 18:49:48.17 ID:V6x1Fopt0
一面に広がる緑の景色。
北海道の大地に広がる青空の下で、畑仕事に勤しむ私。
85: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 18:50:41.38 ID:V6x1Fopt0
婆ちゃんはとても優しくて、いつもニコニコしている。
でも、特に何か趣味がある理由ではないらしい。
昔はコーラスとかやっていたって聞いたことがあるけれど。
86: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 18:51:32.51 ID:V6x1Fopt0
爺ちゃんはいつも眉間にシワが寄っていて
険しい顔をしているけれど、怒っている訳じゃない。
87: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 18:52:42.07 ID:V6x1Fopt0
爺ちゃんに一度カメラを教えてもらったことがある。
それはあたしがアイドルをしているという話をした時だ。
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