336: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 22:58:59.00 ID:V6x1Fopt0
あたしはそれを削除する。
色々いじって撮影する。
確認して削除。
337: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 22:59:42.54 ID:V6x1Fopt0
あたしは、さっき見つけた三脚を引っ張り出して、組み立てる。
カメラをセットして、レンズを覗いて、位置を確認する。
338: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 23:00:11.11 ID:V6x1Fopt0
情けない、だらけたピースサインをちょっとしてみる。
バシッという派手なシャッター音が響く。
339: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 23:01:01.85 ID:V6x1Fopt0
あたしは今度は、
三脚をそのまま持ち出して、外に出る。
外はどんよりとした分厚い雲が空を覆っている。
340: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 23:01:46.63 ID:V6x1Fopt0
真っ白な背景に、あたしが写っていた。
誰も居ない、一人ぼっちの集合写真のような、
341: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 23:02:19.78 ID:V6x1Fopt0
……。
一滴、また一滴。
342: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 23:03:04.89 ID:V6x1Fopt0
もう一度タイマーをあわせる。
雪が舞い散る中、あたしはまた駆け足でカメラの前に行く。
段々と雪の結晶も大きくなっていくのが分かる。
343: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 23:03:46.45 ID:V6x1Fopt0
あの時、どう言い返せば、
あたしはショッピングモールでの
お仕事が出来ていたのだろうか。
344: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 23:04:34.34 ID:V6x1Fopt0
「……ははは」
345: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 23:05:48.45 ID:V6x1Fopt0
第7章 エピローグ たぶんみんなには……
346: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 23:06:34.71 ID:V6x1Fopt0
「じゃあゆくゆくは太陽の塔みたいなのを作るわけだ」
「そうなんです! まさに全人類ロコナイズ計画です」
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