280: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 22:15:19.40 ID:V6x1Fopt0
「なにが?」
あたしは「しまった」と思う。
281: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 22:16:13.10 ID:V6x1Fopt0
「やっぱり昔から知ってるメンバーって
どこか根っこが違うっていうか。
ひなたも同じように凄い根っこがあるっていうか。
282: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 22:16:50.22 ID:V6x1Fopt0
ステージを任せられる?
あたしはその言葉を鼻で笑う前に立ち去らないと。
283: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 22:17:32.30 ID:V6x1Fopt0
それ以上、あたしは所恵美と
話をすることなんて何も無いと思った。
284: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 22:18:03.68 ID:V6x1Fopt0
そういう心根が聞こえて来る気がして、耐えられない。
あたしは所恵美に背を向けて歩こうと振り返ると、
285: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 22:18:36.14 ID:V6x1Fopt0
今度は苛立ちや、
負の感情が乗らないように制御できた。
286: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 22:19:21.80 ID:V6x1Fopt0
「電話が鳴ってたっぽいんだが。ずっと。
何度も鳴ってたから緊急じゃないのか?」
287: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 22:20:03.29 ID:V6x1Fopt0
「明日はライブ本番なのに大丈夫なのか」
288: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 22:21:27.17 ID:V6x1Fopt0
そうこうしている間に、
3人が立ち往生している廊下に着信音が響く。
あたしはその音と、
289: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 22:22:30.12 ID:V6x1Fopt0
お婆ちゃん娘だったあたしは、
お母さんとは殆ど連絡を取ったりしない。
290: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 22:23:05.16 ID:V6x1Fopt0
あたしは、所恵美とプロデューサーに
背を向けて電話に出る。
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