27: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 17:40:27.39 ID:V6x1Fopt0
しかし、松田さんは目をあわしてはくれなかった。
それどころか、あたしのことを脇に避けて
またプロデューサーと壁に向かって
ヒソヒソ話をするように肩を組む。
でもやっぱり声は大きいから聞こえるんだ。
「やっぱり無理だよ。今度何か用意するから。
頼むよ、ここは引いてくださいよ。
ねっ。あのね、うちも最初は響ちゃんでって言ってたでしょ?
すんなり響ちゃん来てればお手伝いはさせたかもしれないけど」
「代理でも構わないって言ったじゃないですか。
それに”響には”そんなことさせられません。
でもひなたなら手伝いだってやらしてくださいよ」
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