252: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 21:55:20.17 ID:V6x1Fopt0
しかし、あたしが辞めて、
桃山さんが辞めてしまったら
このお店はどうなるんだろう。
253: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 21:56:04.31 ID:V6x1Fopt0
でも、店長のことを顔覗き込んで何かしていたよね。
あれはなんだったんだろう。
254: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 21:56:35.22 ID:V6x1Fopt0
あたしは、桃山さんの方に
「あたし、頑張るよ」と言ってから、
そっちに向かう。
桃山さんは笑顔で頷くだけだった。
255: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 21:58:02.60 ID:V6x1Fopt0
これで良かった。
悔いもあるし、
256: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 21:58:29.94 ID:V6x1Fopt0
でも、そんな心配はするけれど、
店長は結局、あたしのことなんて好きじゃなかった。
257: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 21:59:03.75 ID:V6x1Fopt0
そう考えた時に、
またあたしは気がついてしまう。
258: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 21:59:49.10 ID:V6x1Fopt0
今日一日のことを
振り返っていて思い出した。
バイトに行く時には、
259: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 22:00:23.72 ID:V6x1Fopt0
そうだ。あたし、もう20歳なんだ。
お酒だって買えるぞ。
自宅付近のコンビニに寄って、
260: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 22:00:58.77 ID:V6x1Fopt0
深夜のダルそうな若いお兄さんは
あたしのことをチラリと睨むように見ると、
無愛想に金額を伝えてくる。
261: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 22:01:27.87 ID:V6x1Fopt0
そのまま、速歩きで自宅まで駆け込んだ。
真っ暗の部屋は蒸し暑く、
すぐにエアコンを付ける。
262: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 22:02:06.24 ID:V6x1Fopt0
火照った身体で、
お待ちかねの初めてのお酒。
先にプリンを開ける。
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