242: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 21:46:50.53 ID:V6x1Fopt0
その日の休憩時間に、
あたしのところにやってきた桃山さんがコソコソと言う。
243: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 21:47:20.96 ID:V6x1Fopt0
あたしは、休憩時間のために
買っていたお水を吹き出しそうになる。
244: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 21:50:08.75 ID:V6x1Fopt0
「桃山さんこそ、店長のこと好きでしょ?」
「え、あたし? 無い無い。
245: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 21:50:43.69 ID:V6x1Fopt0
「そっか。あたしも……同じだよ。
人としてすごく尊敬する。
あんなに優しい大人もそう居ないもの」
246: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 21:51:36.69 ID:V6x1Fopt0
「でも、寂しくなるなぁ……ずっと一緒だったもんね」
「うん、……そうだよね。
あたし、桃山さんとは本当に……その」
247: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 21:52:10.40 ID:V6x1Fopt0
「うん、ありがとう!」
248: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 21:52:44.70 ID:V6x1Fopt0
桃山さんは休憩時間でもないのに、
近くにある椅子に座る。
249: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 21:53:32.80 ID:V6x1Fopt0
……。
続けた方が良いなんて、
250: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 21:54:14.50 ID:V6x1Fopt0
「帰ってくるなんて言わない」
「……はいっ」
251: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 21:54:48.17 ID:V6x1Fopt0
「木下さん、ここに戻ってきたり
出来ないように辞めるんでしょう?」
252: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 21:55:20.17 ID:V6x1Fopt0
しかし、あたしが辞めて、
桃山さんが辞めてしまったら
このお店はどうなるんだろう。
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