113: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 19:16:00.23 ID:V6x1Fopt0
こんな所でテレビに出ていたころがバレようもんなら、
あっという間に噂がそこら中に広がって、村から浮いてしまう。
なんだか今は、アイドルとかテレビとか
114: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 19:47:16.97 ID:V6x1Fopt0
あたしはまたテーブルに座り、
野球を見始める爺ちゃんの横を通り抜けて、
自分の部屋として空けて貰った部屋に行く。
115: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 19:49:02.98 ID:V6x1Fopt0
スマホで、自分を撮影してみる。
暗がりの部屋で撮った陰のある自分の写真は、
保存しないですぐ消した。
116: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 19:52:22.94 ID:V6x1Fopt0
どうでもいい、と思いながら、
色々見て回って、お昼の休みを全部使ってしまう。
爺ちゃんは13時まではお昼休憩としているし、
117: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 19:53:21.69 ID:V6x1Fopt0
その日の夜。
日が落ちる頃には片づけやら道具の手入れやらが終わる。
118: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 19:54:07.77 ID:V6x1Fopt0
「婆ちゃん、あたしこんなにいらないよ」
「遠慮しないで食べればいいよ」
119: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 19:57:21.64 ID:V6x1Fopt0
重たい空気の中で、テレビの音が聞こえる。
どこかで聞いたとこのある声だった。
「じゃあ多かったら残してもいいからね」
120: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 19:58:57.40 ID:V6x1Fopt0
流石に一ヶ月も一緒に過ごしてきた祖父母との会話は、
ハッキリ言ってしまえば退屈なソレだった。
121: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 19:59:48.14 ID:V6x1Fopt0
いつもなら可愛らしいなぁ
とか思っていたはずなのに。
どうしちゃったんだろう。
122: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 20:00:31.29 ID:V6x1Fopt0
ここにあるシャンプーは
市販のものでリンスもあるけれど、
あたしの髪の毛はどんどん潤いを無くしていく。
123: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 20:01:19.23 ID:V6x1Fopt0
あたしはシャワーの温度を
元に戻してからお風呂から上がる。
リビングの方では爺ちゃんが足の爪を切っていた。
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