【まどマギ】まどか「許さないよ、ほむらちゃん」
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6:名無しNIPPER
2020/10/08(木) 17:40:41.20 ID:bDr8srz90

もう、私の心の中のもやもやは限界を迎えていました。そして、そのもやもやの正体に私は薄々勘付いています。

ほむらちゃんに対する想いと、「鹿目まどか」に対する嫉妬。この二つの感情が、私の中で渦巻いている事を。

我ながら都合の良い思考回路だと思います。彼女の願いを裏切って魔法少女になり、そして神様になった私が、選んで貰えなかった事を嘆くなんて。

人間としての私に嫉妬するなんて、とんでもない話です。昔の私のように、彼女はただ毎日を過ごすだけなのに。


でも、かつてほむらちゃんがインキュベーターに言い放った「愛」の力の強さ。今なら私にも分かってしまいます。だって、ほむらちゃんに対する感情が昂る程に、そっちの世界にいる「鹿目まどか」の想いも強くなるのだから。


ね、分かるよね?最近、その子がやたらほむらちゃんに接触しようとするの。わざわざさやかちゃん達と帰るのを断ってまでほむらちゃんを追いかけること。それに対してあなたが苦悩している事も、全部、分かってしまう。



もう、時間はかからないと思うの。だって、私は既に人間としてのまどかの思考が分かってしまうのだもの。まるで初恋のようにほむらちゃんを目で追い、夜になればどうやって話しかけようかを思案する私と、ほむらちゃんの世界から追い出された私が繋がってしまう。そして、魔法少女として戦うさやかちゃんや杏子ちゃんを見たその時……「私」と「鹿目まどか」は、一つになったのです。






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