あんこで丸投げギルド経営
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66: ◆nBNxbiMXrY[saga]
2020/10/17(土) 18:04:42.53 ID:o6wCW4xI0
ギルマス「……」

ギルマスは塔の跡地を空から眺める
瓦礫が散らばった床には、子供の姿は見えない

魔法剣士「……」
魔法剣士「(この崩落では……子供はもう……)」

魔法剣士は剣を収めると、跡地の真ん中で考える


ト゛ッ゛ ト゛ッ゛ ト゛ッ゛ ト゛ッ゛ ト゛ッ゛ ト゛ッ゛


瓦礫の音にかき消されていたが、重低音はいまだに鳴り響いている

魔法剣士「…一体何なんだ……」

重低音は鳴りやむどころか、次第に強くなってゆく
すると

グゴゴゴゴオオオオ 

魔法剣士「っ!」
ギルマス「!」

魔法剣士が立っていた床全体が丸ごと落ちていく
ギルマスは、急降下し追いかける

ドゴオオオォォォン

ガラガラガラ

床は底に落ちると、砕け散った

ギルマス「大丈夫ですか?」

ギルマスは底に降り立ち、魔法剣士を無事を確認する

魔法剣士「はい…しかし…」

魔法剣士は辺りを見回す
床が抜け落ちたところには、大穴が深く開いていた
穴の縁は、塔と同じ石壁になっている

魔法剣士「これは…」
ギルマス「どうやら地下があったみたいですね」


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