ヴィクトリカ「久城……私も、君のことが大切だ」久城一弥「ヴィクトリカ……」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/06(火) 22:37:59.54 ID:e55HzmPuO
「ほ、ほほう。この男……随分と愉快な夢を見ているらしい。そうか。それは何よりだ」

ヴィクトリカはとても頭が良い。
そんな彼女は一弥の寝言によって自分が夢の中でどんな辱めを受けているか理解した。
そしてヴィクトリカとても短気であった。

「グリンピースを御所望だな? ようし。待ってろ久城。いま、持ってきてやる」

ぴょんと寝台から飛び降りて、裸足のままペタペタとキッチンに向かう。
夕食の残りのグリンピースが入った皿を抱えてすぐに寝室へと戻る。そしておもむろに。

「ほら、久城。お望みのグリンピースだ」

ぷくぷくした指先で一粒緑色の豆を手に取って、一切の躊躇いもなくそれを一弥の鼻の穴に突っ込んだ。しかし、彼は目覚めない。

「ふがふが……」
「くふっ。片方だけでは寂しいか? ならば、もう片方の鼻の穴にも詰めてやろう」

ヴィクトリカは容赦がなかった。
仮に鼻の異変に気付いた一弥が飛び起きたとしても、彼女は決して許しはしない。
たとえ夢の中であっても、乙女の鼻の穴にグリンピースを詰めた罪は重いのである。

「ふむ。我ながら傑作だな」
「ふごっ……ふごっ……」

まさしく悪魔のごときヴィクトリカの魔の手によって、一弥は両方の鼻の穴にグリンピースを詰められて、呼吸困難に陥った。
苦しげに呻く一弥を見下ろして満悦に浸る。


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