28: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2020/10/04(日) 22:10:32.11 ID:hoF/GHRu0
〔 T〕「まぁ聞いてもわかんねえだろうし、どうせタダだから見逃してやるか……」
川 ゚ -゚)「えっ?」
〔 T〕「元よりそのつもりなんだろ?これ幾らするんだ?少なくとも場末の鎮守府の経費で落とせるような値段じゃねえよな」
砂尾は喚くでもなくボケるでもなく、『参った』とでも言いたげに頬を掻いた
迷惑に対する『誠意』として言ったわけじゃない。そもそもこのグラス、特徴的なマスクを常時着用してる『俺』に合わせてデザインされている
つまりこの『大本命』とやらは、俺に対する『贈り物』として作られているのだろう。それが意味する所はとどのつまり―――――
川;゚ー゚)「頭にちゃんと脳が詰まっているようですね」
〔 T〕「脳は筋肉だし腕もそう。つまり俺は全身が脳でお前より賢い」
叢雲「なるほどね。今回訪れた目的は『ウチ』とのパイプ作りってワケ」
散々ふざけ倒してるのはさて置き、手土産持って直接交渉とは御見それした
悪名名高い『地獄』に単身乗り込んでくるあたり、商売人としての胆力は備わっているらしい
〔 T〕「先に言っておくが……これどうやって外すん?」
川 ゚ -゚)「あっ、二回タップすれば解除されます」
( T)「あっほんまや」プシューッ
装甲がグラス部分へと収束され、丁重に顔面から外してテーブルへと置く。まぁまぁ面白い『玩具』だった
( T)「ここが『どんな場所』か理解した上で交渉に訪れたんだよな?」
川 ゚ -゚)「勿論」
( T)「……」
不敵な笑みと共に、瞳の奥で僅かな火が灯った。先ほどまで頻繁に怯えていた女とは思えないほどの『臨戦態勢』
先ほどまでの態度は全て『演技』なのではないかと勘ぐるほどの豹変だ。もしそうなら、叢雲の足下程度には恐ろしい女と言えよう
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