14: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2020/10/04(日) 21:48:37.51 ID:hoF/GHRu0
川 ゚ -゚)「まぁそのー……日々の業務のサポートは勿論の事、戦闘補助用のアイテムも多数ご用意しております」
叢雲「……どうして『提督の戦闘補助用アイテム』を?」
川 ゚ -゚)「ええとですね、此方の鎮守府の活躍の数々は我々の耳にも届いておりまして。先の青ヶ島での迎撃作戦を成功させた杉浦海軍准将が提唱する艦娘と人間の諸兵科連合思想、そのスタンダードモデルとして台頭しているのではないかと。ですので、今回サンプリングも兼ねて……」
叢雲「『してないわ』」
キッパリと切り捨てた叢雲は少し冷めたお茶を啜る
物静か。しかし威圧のある所作にさっきからクソウザかったケツ毛の顔色も青ざめていく
叢雲「こいつの戦り方は『スタンダード』になんてなりやしない。ロマさんが言いたい『諸兵科連合思想』ってのは、陸海空それぞれの『兵器』含む戦力を結集して艦娘と共に戦うって言うこと。青ヶ島の戦いこそ模範例よ」
叢雲「対し、司令官は大層な人員も兵器の類も使わず『個』の力で深海棲艦を殺せる。全体の戦況を司令部ではなく直接戦場で見渡し、檄を送って士気を高める。固執的なまでの『現場主義者』。ハッキリ言ってしまえば頭可笑しいのよ?」
( T)「可笑しくない。常時まとも」
叢雲「それを『スタンダード』とはねえ。アンケートでも取ったのかしら?『貴方は彼の戦い方を参考に出来ますか?』って」
川;゚ -゚)「あ。あの、その……」
わかり易く目が泳ぐ。人をおちょくんのは得意みたいだが、鬼が放つ迫力には耐えきれないらしい。俺も無理
叢雲「答えなんて火を見るより明らかよねぇ。私の知る限り、そんな『提督』なんてこいつ以外見た事ない。居たとしても、恐らくご存命ではないでしょうし。つまり、『特異中の特異』な例なのよ」
( T)「元々特別なオンリーワンって感じ」
青葉「世界に一つだけの花ですねぇ司令官」
不知火が涙目になるレベルの眼光に貫かれ、思わず青葉と身を寄せ合った。こわい
叢雲「それを踏まえてお聞かせ願えないかしら?一体誰の差し金で、売り上げが殆ど見込めない『提督用戦闘補助商品』なんて代物を開発したのかを」
川;゚ -゚)「……」
そろそろ可哀想だし助け舟出してやるか……
( T)「……」
やっぱ愉快だしもうちょい見とくか……
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