神「異能力者七人のバトルロワイヤルが見たいな・・・」 4【安価】
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227: ◆R39XEzWXr6[saga]
2020/10/19(月) 09:17:38.13 ID:Pzp7H1O60
ショーステージ・客席



葛斎「そぉれぃっ!」ドジャーンッ


「すげー!」「どうやってあんな……」「良いケツしてるなぁ……」


三夏「おー!すげぇ!」

四雫「……」スーン

ゆりあ「退屈ですかな、四雫」

四雫「いえ、先程から驚いたり、楽しくなったりはしているのですが……笑顔など、昔は一度もしていなかったので、この歳になってもあまり正の感情が表情に出にくいのです」モニモニ

ゆりあ「……暗殺者として、育てられていた時のことですな……ごめんなさい、四雫」

四雫「……姉上?」

ゆりあ「あたしの『妄想姉妹』で生み出せるのは私の『理想の妹』……つまり、四雫の辛い過去を望んだのはあたしなのです……自分の魂に、理想に嘘をつけなかった。生み出す命が偽物になってしまうから」

ゆりあ「とにかく、あたしは四雫に辛い過去をアイデンティティとすることを望んでしまったのです。それを愛おしいと思ってしまった……紛れもない、醜いあたしのエゴです」

ゆりあ「ごめんなさい。私を、恨んでください……四雫」

四雫「……その命令を聞くことはできません。姉上……確かに、なんの傷みもない、三夏のような存在を羨ましく思うこともあります。私は彼女のように、何の苦もなく笑える幸せを知らない……」

四雫「けれど、彼女達も知らない……大切な人に自分の暗闇を半分背負ってもらう幸せを。私だけが知っている幸せを」

四雫「姉上が私にくれたものならば、傷すらも愛おしい……だから、醜いエゴだと言わずに姉上も愛してください。私は姉上の全てを許します。姉上を、愛しています」ニコッ

ゆりあ「し、四雫ぅ……」ポロポロ

ゆりあ「お姉ちゃんは四雫が大好きですぞ!ずっとずっと大好きですぞーっ!」ムギューッ

四雫「……はい。幸せです、姉上……」ギュッ


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