神「異能力者七人のバトルロワイヤルが見たいな・・・」 4【安価】
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152: ◆R39XEzWXr6[saga]
2020/10/13(火) 01:11:28.51 ID:ryBaXs7S0
天界・振り返り



神様「『善夜 小尋』『後藤結衣』『ゼーレ・フォン・ロックウッド』『漆崎夜留』が二日目の獲得者か……」

天使「大盤振る舞いですね」

神様「大味なイベントだったよね……『葛斎・ゆりあチーム』の居場所が割れなかったら全員ポイント獲得まであったんじゃないの?」

天使「まぁでもその『生き残ればポイント』って前提がなければ小尋も他の参加者に二人の位置を無条件に教える線は薄かったことを考えると……全体で見れば『葛斎・ゆりあチーム』には不利なイベントだったかもしれませんね」

神様「生き残れば勝ちだったけど……自分から閉所に入って、イットと結衣に先手を取られちゃあ……ねぇ」

神様「そこはイットと結衣を同じチームに引き込んでまとめたゼーレがファインプレーだったね」

天使「いかに『葛斎・ゆりあチーム』を倒すという目的が合致してるとはいえイットと結衣が二人で自然に協力していたかどうかは微妙な所ですしね」

神様「となると開始時、イットに『支配者』の発動を成功させたのもかなり大きいか」

天使「更に遡れば彼がボーナスを受け取っていなければこうはなっていませんでした」

神様「一つの行動が全ての結果に作用する。バトルロワイヤルっぽいよねぇ〜」


神様「だけど一番大きかったのは小尋の行動……というか存在、かな」

天使「さっきも少し言及しましたが、彼が『葛斎・ゆりあチーム』を張っていなければ誰にも彼女達を見つけられずバトルロワイヤルが終了してましたからね」

神様「更に言えば彼の能力が隠密系じゃなかったら尾行すらできてないし……おまけ能力の加速状態がなかったら結衣に情報を伝えるのが遅れて『葛斎・ゆりあチーム』を倒す時間がなかったかも」

天使「しかもスマホが能力に組み込まれてなかったら、スマホが使えず今日みたいなスムーズな情報伝達できなかったでしょうね」

神様「こいつ今日のためだけに生まれて来たのかな……小尋というよりは能力の方が大事だったんだけど」

天使「色々なことが嚙み合って一つの結果を生み出す。大味な結果になりましたが、割とバトルロワイヤル要素の強い一日だったんじゃないでしょうか」


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