キョン「一緒に風呂でも入るか?」長門「……入る」
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9:名無しNIPPER[sage saga]
2020/09/24(木) 22:56:39.59 ID:wccLzonZO
「じゃあ、洗うぞ」
「わかった」
白スクはともかく、水着は正直ありがたい。
これならばある程度の健全さは確保され、そして俺もズボンをまくってTシャツで長門の髪を洗う大義名分を得た。脱ぐ必要はない。
「どうだ、長門?」
「素晴らしい」
俺の洗髪を長門は気に入ったらしい。
平坦な声音が少しだけ上擦っている。
念入りに頭皮をマッサージしてやる。
「あなたには才能がある」
「大袈裟だ」
「毎日マッサージして欲しい」
これでもちょっと前までは妹の専属頭皮マッサージャーとして勇名を馳せていた。
もっとも、最近はだいぶ腕が鈍っているが。
「髪、伸ばさないのか?」
「あなたはどうして欲しい?」
シャカシャカ長門の短い髪を洗いながらなんとなしに尋ねると、逆に聞かれてしまった。
しばらく脳内で髪が長い長門を想像して。
「別に今のままで構わないが、いつかはお前のポニーテール姿が見てみたいな」
「わかった。そのうち伸ばす」
そんな、わかっているのかわかっていないのかわからない返事を聞きながら髪を洗った。
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