高木社長「ねぇ、キミぃ…」
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92:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 21:28:45.80 ID:V4s4JV6AO
「自分ね、961プロに居た時は…デビューしてすぐに今と同じくらいの仕事があったし、練習の環境も確かに今と同じくらいいい環境でさせてもらってたぞ…」

 765プロは今でこそ売れているが、それこそ彼女たちが移籍してきた直後はボイトレも毎回はトレーナーを付けられなかった。そんな環境でも彼女たちが頑張ってくれたからこそ今がある。



93:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 21:29:34.77 ID:V4s4JV6AO
「だけどね、全然楽しくなかった。『クールでいろ』『圧倒的な力でねじ伏せろ』そんなことばかり言われて、他のアイドルはみんな敵だって教えられたぞ…」

 それはそれで黒井の愛情なのだが、そこが上手く伝わらないのがアイツの不器用なところだ。

「だからね、春香に負けた時…びっくりしたんだ、『こんな世界もあるんだ』って…」
以下略 AAS



94:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 21:30:29.18 ID:V4s4JV6AO
「それでダメ元で765プロに声をかけたんだ…まさか本当に移籍できるなんて思ってなかったけど…」

 我那覇君は移籍できたことや、天海君たちが何のわだかまりも無く受け入れてくれたことに衝撃を受けたそうだ。


95:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 21:31:29.65 ID:V4s4JV6AO
「ははは、そんなにびっくりしたかね?」

「そりゃそうだぞ!普通そんなことあり得ないだろ?」

「そうかも…しれないねぇ…」
以下略 AAS



96:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 21:32:18.76 ID:V4s4JV6AO
「いやいや、動物の言葉がわかるくらいで驚いてたらダメだろう。なんせ我々は人の心を動かさないといけないのだからね!」

「ふふ、何それ…本当に社長はお人好しだぞ…」

 お人好しなのは君の方だろう。という言葉は飲み込む。求められる期待を全て背負い込んで、全てを実現させようとするなんて君しかいない。


97:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 21:33:01.79 ID:V4s4JV6AO
「でも、そんなお人好しの社長だからかな?765プロがこんな事務所になったのは…」

「そう…なのかな…」

「うん、多分きっとそうだぞ」
以下略 AAS



98:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 21:33:44.65 ID:V4s4JV6AO
「私はそこまでお人好しじゃないよ。君や…黒井に比べたらね」

「黒井社長が?でも、黒井社長は…」

「君がさっき言っただろう?『普通はあの状況で移籍なんてできない』って」
以下略 AAS



99:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 21:34:27.78 ID:V4s4JV6AO
「そっか…そうだったんだ…ねえ、社長」

「ん?どうしたんだい?」

「ありがとね」
以下略 AAS



100:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 21:36:19.72 ID:V4s4JV6AO
09

「うーん、ラーメンの並を一つ」

「あい!ラーメン並入りまぁす!」
以下略 AAS



101:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 21:37:03.14 ID:V4s4JV6AO
「すいません、お客様」

「ん?どうしたのかな?」

「申し訳ありませんが相席よろしいでしょうか?」
以下略 AAS



102:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 21:37:46.91 ID:V4s4JV6AO
「すいません、高木殿」

「ぶふぉ!?」

 そんな懐かしい感覚も目の前に座った四条君に吹き飛ばされた。
以下略 AAS



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