138:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 22:10:09.57 ID:V4s4JV6AO
「ありがとう、亜美君、真美君。とても元気になれたよ」
「へ?」
「う、うん…でも…」
139:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 22:10:44.31 ID:V4s4JV6AO
「亜美の方が好きー!」
「なんの!真美の方がもーっと好きだもんねー!」
「はぁ!?亜美の方がもっともっともーっと好きー!」
140:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 22:11:28.82 ID:V4s4JV6AO
13
「ふぅ、なんだか慌ただしい一日だったねぇ…」
思えばこんなに慌ただしい日々は久しぶりだ。それこそプロデューサーをしていた頃以来かもしれない。
141:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 22:12:06.95 ID:V4s4JV6AO
「さて、もうそろそろ仕事をしていたメンバーは戻ってくるころか…よし、差し入れの一つでも買ってこようかな…」
そう決意した私は夕方頃に近くのスーパーへと向かった。明日仕事の子たちも食べられるような…それこそみんながいつも食べているプリンでも買ってこよう。そう思っていたら…
142:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 22:13:24.83 ID:V4s4JV6AO
「あれ?社長?」
「おや?やよい君?」
夕飯の買い物に来ていたやよい君と出会った。
143:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 22:14:01.41 ID:V4s4JV6AO
「驚いたなぁ、ここは君の家の近所のスーパーなのかい?」
「いえ、でもこのスーパーの方が近くのスーパーより安いんですー!」
「なるほど、やよい君はやりくり上手だね」
144:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 22:16:57.04 ID:V4s4JV6AO
「今日はもやし祭りなんです!社長もどうですか?」
「ははは、優しいねやよい君。しかし、私はまだ仕事が残っていてね…またの機会にお願いするよ」
「そうですか…」
145:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 22:17:35.92 ID:V4s4JV6AO
「やよい君、一つ、聞いてもいいかね?」
「え?はい、なんでしょう?」
「やよい君、君は…他のプロダクションならばよかったと…思ったことはないかい?」
146:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 22:18:46.76 ID:V4s4JV6AO
「ああ、そうだ。もしも、うちよりも資金力のある事務所ならば君にもっと給料を渡せたかもしれない…そうでなくてもコネクションがあれば一つの仕事の単価を上げることができるかもしれない…」
「しきんりょく…?こねくしょん…?」
「ま、まぁ、うち以外なら今と同じ仕事で、今以上のお金が手に入るかも知れないという話だよ」
147:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 22:19:29.32 ID:V4s4JV6AO
「うーん…でもやっぱり私は765プロがいいかなぁーって」
「む?そうなのかい?」
「はい!大切なのはお金だけじゃありませんから!」
148:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 22:20:26.80 ID:V4s4JV6AO
「はい!私、社長が私がアイドルを続けることができるようにいっぱいいっぱい助けてくれてるの知ってますから!」
「私がかい?」
プロデューサーの彼でもなく、律子君でもなく、私がしていることなど微々たることのはずだが…
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