30:名無しNIPPER
2020/09/19(土) 22:59:15.79 ID:66ORp3Ez0
塔を出ると、ちょうど朝日が昇り始めていた。憂鬱な自分の心とは対照的に、透き通るように爽やかな光景が広がっている。背中で眠っている彼女にこの光景を見せられないことが残念だった。
勇者「綺麗だなあ」
戦士「そうだな。」
こんな時でも世界は変わらず美しくて、安心するような悲しいような、複雑な気分になる。
戦士「有意義な話は聞けたか?」
戦士が呆れたような、バカにするような調子で尋ねてきた。
勇者「どうだろうね。でも、決して無駄にはならないと思う。」
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