戦士「勇者が甘っちょろすぎてみていられない」
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3:名無しNIPPER
2020/09/18(金) 18:06:26.39 ID:NQo7nb9f0
戦士「それくらいにしとけよ。いいじゃねえか、降りかかった火の粉を払うくらい。もうひと暴れしていこうぜ。」

その傭兵たちは今日同じ戦場から帰ってきた顔なじみだったため、面倒だが仲裁に入った。

傭兵たち「お前か・・・邪魔すんなよ、もう少しで商談が成立しそうなんだからよ。」

要するに盗賊を追い払うのを手伝う代わりに金をよこせ、ということらしい。
旅人もそこでこいつらが言おうとしていることに気付いたようだ。

旅人「あ、そういうことでしたか。それなら皆さんには村人たちの護衛をお願いします。依頼料はどれくらいでしょうか。」

傭兵たち「おお、なんだ話が分かるじゃねえか。」

打って変わって笑顔になり、金のやり取りを始めた。全く、最初からそう言えばいいものを。一度難癖をつけて相手に頭を下げさせなければ交渉を始められないのだろうか。



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