【安価・コンマ】ファンタジーな異世界に異物が紛れ込むお話
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342: ◆7m3grp2dM2[saga]
2020/09/28(月) 00:06:14.88 ID:ROKu+QmIo


屋根伝いに移動し、男の目の前に飛び降りる。

謎の男「うおっ!っとと…おかしな世界だぜ、銃も知らねー未開拓地かと思ったらお前さんみたいな怪物まで居やがる。あんな高さから飛び降りて平気なのかい?」
エルグラッド「減らず口を叩くな。大人しくお縄につけ」
謎の男「おーこわ。随分いかれたニーサンだが、ちと安心したぜ。アンタも血を流すんだな」
エルグラッド「っ……」

一見追い詰めたようではあるが、状況的にはあの厩で相対した時よりも悪いと言ってもいいかもしれない。
手のひらには風穴が空き、そこから止め処なく血が流れだしている。
追跡の為に全力で体を動かしたこともあって、体力の消耗も激しい。
そして、原理は謎ではあるが、警戒すべき武器をこの男はまだその手に持っている。

謎の男「どーにも俺の住んでた場所とは違うみてーだが、会話が通じるのだけは有り難いぜ」
エルグラッド「どういうことだ?」
謎の男「それは俺が知りてーっての。ま、とにかくだちょっと話をしないか?このままタイマンでやりあってもいーけどよ、お互いこれ以上怪我をしたくないだろ?」
謎の男「穏便に済ませられるなら、穏便に行こうぜ」
謎の男「俺っちの引き金は確かに軽いが、何も殺人狂ってわけじゃねー。ここは一つ、交渉といかないか?」

べらべらと男に捲し立てられる。
交渉。こちらとしてはこの男を逃す理由はない。しかし、この怪我のまま戦いを続けるのは得策とは言い難いかもしれない。
戦って負けるとは思わない、が………どうするべきか。

1、交渉に乗る
2、口車に乗らない。戦闘続行

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