205: ◆vmfmKqFvN2[saga]
2020/09/18(金) 16:47:04.95 ID:yAfE+vPA0
―― 入学式当日 ――
マリア「で、できたわ……」
地下から出てきた母さんは魔道具らしきものを手に持っている。
魔木製の…イヤリング?
赤と緑の宝石らしき物がそれぞれについてる。
タリア「こんなに小さいのにたくさんの魔木が必要だったの?」
マリア「見た目はコンパクトだけど、百本以上の魔木で作られてるのよ。両方ね」
グスタフ「……タリア、これが魔道具なんて誰にも言っちゃいけないよ」
タリア「え? うん。分かった」
マリア「玉の色は私とパパの属性に合わせて作っただけだから特に意味はないわ」
タリア「そうなんだ」
マリア「赤は吸収、高めすぎた魔力を吸い取ってくれる魔道具」
マリア「緑は抑制。必要以上に魔力を高めさせない魔道具」
マリア「この二つの魔道具で貴女の魔法をサポートするわ」
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