112: ◆vmfmKqFvN2[saga]
2020/09/16(水) 20:23:15.46 ID:daT+a4EN0
目の前には何もなかった。
そこにあったはずのたくさんの木が全て切り刻まれて倒れていた。
手に持っていた模擬斧は砕けて落ちた。
しばらくするとマリア母さんが血相を変えて飛び出してきた。
マリア「ちょっと大丈夫!? 結界に異常があったからきたけど何があったの!?」
座り込んだ父さんと庭の惨状を見てさらに顔色が悪くなる。
マリア「本当に何があったの!?」
グスタフ「マリアこそ何してた! タリアの風魔法はすごいぞ!!」
マリア「もしかして、これ、タリアがやったの?」
タリア「そうみたい」
グスタフ「俺の力を濃く受け継いだみたいだ! タリアは俺の誇りだ!」
タリア「大げさだよ…」
マリア「これだけの力を使って疲労を見せないなんて…。天才すぎるわ」
今夜は盛大なパーティが行われた。
…こういうのは初めてだからとても嬉しい。けど恥ずかしい…。
入学式まで残り4日。
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