勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
1- 20
903:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/16(月) 11:51:54.03 ID:CUQQsgj40
『宿屋』


ガチャリ バタン


盗賊「戻ったぜ?みんな居るか?」

商人「情報屋が一人で出て行ったよ」

盗賊「あいつなら大丈夫か…」

商人「何かあった?」

盗賊「嗅ぎまわってる衛兵が2人来た…直にこの宿屋まで来るな」

剣士「あれは間違いなく魔術師だよ…魔女と同じ目の動きをしてた」

盗賊「屋根裏に隠れて居た方が良いな」

商人「じゃぁホムンクルスも連れて来る」

盗賊「ここに俺らを案内した町人がどんだけ秘密守れるかだな…すぐゲロっちまいそうだ」

女戦士「うぅぅん…むにゃ」

盗賊「魔女は徹夜で何やってんだか…かなりお疲れだな」


ガチャリ バタン


情報屋「あら?帰ってたのね?」

盗賊「おう…何か情報あるか?」

情報屋「馬車で街まで来た一行の馭者…多分密偵ね」

盗賊「やっぱりそうか」

情報屋「今晩この宿屋に宿泊すると思うわ…気を付けた方が良い」

盗賊「皆屋根裏に隠れてくれ…魔女だけベッドに寝かせておく」



『屋根裏』


女海賊「8体目…」シュン

盗賊「8対!?そんなにミノタウロス居んのか?どっから連れてくんだ?」

女海賊「そだね5日じゃ移動させられる範囲も限られてんだけどね」

盗賊「もしかするとセントラルは西の森ん中に拠点持ってるのかも知れんな…」

女海賊「でももう見当たんないかな」

盗賊「全部倒したんか?」

女海賊「多分ね…ホラ戦線随分後退してんじゃん?」

盗賊「撤退戦か…」

剣士「あともう2人…さっき見た衛兵の魔術師…あいつを何とかしないといけない」

女海賊「今街ん中嗅ぎまわってる衛兵は魔術師なんだ?」

剣士「リッチが衛兵に化けてるんだと思う…2人はとても対処出来ないよ」

女戦士「手は打ってあるで気にせんで良いぞ?」

盗賊「おぉ!!起きたか…手ってなんだ?」

女戦士「主らに回復魔法を付与した角を配ったであろう?」

剣士「え!?コレ?」

女戦士「魔法を使わんでも良い様にしたのじゃ…この街は既に魔結界の中じゃ…魔法が使えん」

盗賊「そういう事だったか…夜中の内に魔結界張ってたんだな?」

女戦士「もう少し泳がせて倒す相手が誰なのか見極めると良い…あまり籠らんでも良いぞ?」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
971Res/1529.82 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice