勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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882:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/16(月) 11:39:58.28 ID:CUQQsgj40
『ハジ・マリ聖堂上空』


ビョーーーーウ バサバサ


商人「完全にセントラルに包囲されてるね…トレビュシェットまで作ろうとしてる」

女戦士「魔術院だけが孤立しとるんじゃな」

盗賊「だな?街の方は何も被害が無ぇ」

商人「ドンパチが無さそうだけどどうなってるんだろ?」

女戦士「わらわの教えを守っているならば専守防衛じゃ」

盗賊「こんなんじゃ守り切れんだろ」

女戦士「魔術師をなめてはイカンぞ?睡眠魔法も毒魔法も使えるのじゃぞ?」

商人「なるほどねーそれで制圧出来ないでいる訳だ」

女戦士「内側に敵が居らねばこの数で攻め切れる訳が無い…じゃが向こうにも魔術師が混ざって居るんじゃろうな」

盗賊「飛空艇はどこに降ろせば良いんだ?」

女戦士「北の林の中じゃ…アラクネーが居って人が近寄らん」

盗賊「あそこだな?降ろすぞ」ビュゥゥゥ




『北の林』


フワフワ ドッスン


盗賊「自分の荷物持って居りてくれ!最後に俺がハイディングで隠す」

情報屋「うっすら雪が積もってるわね?」

商人「ここは暖かいな…地面から湯気が出てる」

ホムンクルス「暖かい地下水が流れている様ですね…クモの様な地生生物の温床になるでしょう」

女海賊「…じゃぁ行って来て!」カサカサ

女戦士「アラクネーが出て来るか見ものじゃのぅ」

盗賊「俺らは街の方に降りてくんだよな?」

女戦士「ちと遠いが運動不足の解消と思って付いて参れ…2時間程歩く」

女海賊「マジ!?そんなに歩くの?」

商人「良い事思いついた!!ソリが2台あったじゃない?乗って行こう」

女海賊「お!?面白そう…持って来て」

商人「丁度緩い斜面になってるし薪にするくらいだったら使っちゃおう」


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