勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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834:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/05(木) 23:49:33.53 ID:UulvHEXE0
『貨物船』


ザブン ギシギシ


魔女「奴らはまだ帰って来ん様じゃな…」

ホムンクルス「剣士さんの剣技にみなさん夢中なのですね…良い事だと思います」

女海賊「折角伝説の剣が完成したってのにさぁ…誰も見ようとしないってどゆこと?」

魔女「わらわに見せよ…」

女海賊「魔女は剣の事なんか分かんないじゃん」

魔女「美しいかどうかくらいなら分かるぞよ?」

女海賊「ほんじゃこの鞘から剣を抜いてみて」ポイ

魔女「おろろ…思ったよりも軽いのぅ?」

ホムンクルス「鞘に浮かんでいる紋様はわざと光を漏らしているのですね?」

女海賊「鞘に入れたまま動かしてみてよ」

魔女「こうか?」ブン キラキラ

ホムンクルス「光の筋が残るのですね」

女海賊「そそ…そっちが流星…ほんでこっちが彗星」ブン ピカー

魔女「おぉぉ彗星じゃ…工夫したのぅ!主が考案したのか?」

女海賊「そだよ…何かそう言われると癒されるムフフ」

魔女「刀の抜き方が分からんのぅ…どうやって抜くのじゃ?…むん!むん!」

女海賊「だめだこりゃ…危ないから魔女にはムリ」


ドヤドヤ ドヤドヤ


女海賊「あ!!やっと帰って来た!!」

盗賊「おう!今日は早めにあげて休憩だ…ちっと疲れた」

女海賊「剣士!!あんたの剣出来上がったよ…流星の剣だよ…ほら」

剣士「随分みんなの手が掛かったね…貸して」

女海賊「あんたの剣さ…抜いてみて」

盗賊「その鞘かっけぇな?お前が作ったんか?」

剣士「…」スラーン ピカー

魔女「まばゆいのぅ…目が眩む」

女海賊「いつもみたいに振るってよ」

剣士「…」スン スン スン

盗賊「残像が残る…めちゃくちゃ恰好良いじゃ無ぇか!!」

女海賊「あぁぁ癒される…もっと言って」

盗賊「お前もお姉ぇに似てやっぱ変態か…」

商人「ハハまぁまぁ…伝説にふさわしい剣には間違いなさそうだね」

女海賊「そう…もっと」

商人「この柄の装飾とかも全部君が彫ったの?これミスリル銀だよね?」

女海賊「はぁぁぁぁぁ」

盗賊「ダメだこりゃ変態に付き合うと移るぞ!飯だ飯!!」



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