勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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810:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/04(水) 00:32:01.21 ID:Piv6Afm60
情報屋「ホムンクルス?最近は商人と一緒に居る事が多いのね?」

ホムンクルス「はい…私の所有者は商人ですから」

情報屋「あなたに表情が出て来てうれしいわ?どうやって教わっているの?」

ホムンクルス「基幹プログラムを停止させている間の生体への刺激で起きる反射ですね」

情報屋「あーくすぐるとかそういうのね?」

ホムンクルス「その時の筋肉の動きを真似て基幹プログラムに新たなアルゴリズムを構築しています」

情報屋「笑うっていうのはどういう事かわかる?」

ホムンクルス「はい…分かって来ました…脳内ドーパミンを自主的に放出させる行為の様です」

情報屋「難しい言い方するのね?」

ホムンクルス「想定外の事が起きた時などに脳内へ記憶の保存を促す為に快楽と認識させる様に反射として働く様です」

情報屋「へぇ〜だからあなたは中々笑わないのね?記憶は全部保存しているのでしょう?」

ホムンクルス「記憶の保存を制限すれば私は笑える様になると思いますか?」

情報屋「ほら…私達は記憶をそのまま思い出せないじゃない?」

ホムンクルス「記憶の参照の仕方を変更すれば笑えるようになるのかもしれませんね…試してみます」

情報屋「フフ無理して笑わなくても良いのよ?」

ホムンクルス「笑うという行為は脳内ドーパミンを放出させますので上手く笑う事が私に必要だと思います」

情報屋「それは人間になる為?」

ホムンクルス「私の脳内ドーパミン受容体に不足が生じた時に怒りに似た反応が出てしまうのです…笑いで不足を補えるかもしれません」

情報屋「ふ〜ん…よく分からないけど…それは商人に任せた方が良さそうね」

ホムンクルス「はい…商人に笑う練習をお願いしてみます」



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