勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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799:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/04(水) 00:23:34.44 ID:Piv6Afm60
『中央バリケード』


ザワザワ ザワザワ

何の音だ?

城に投石機使ってるらしい

ゲートブリッジ付近で煙が上がってるな

ザワザワ ザワザワ


女戦士「ふむ…アレでは内郭は落とせんな…精々応射を防ぐぐらいの物だ」

魔女「帰って居ったか…良いのかえ?こちらはこのまま待機で」

女戦士「下手に動けんというのが正直な所だ」

魔女「もう2時間経っておるが貴族院側はこちらに来る気配は無い様じゃな」

女戦士「投石機を使うあたり軍部は割と統率しているな…やはり目的は王族の拘束か」

魔女「王族がこちら側に来るのではその後が心配じゃな?」

女戦士「さて…どうなるか?こちらも民を抱えているからな」

魔女「こういう可能性もあるぞよ?時の王に拘束されておった王族が解放されたという見方じゃ」

女戦士「うむ…誰が味方で誰が敵なのか分からんな」

魔女「まだある…巧妙に歴史が修正されておるのにわらわ達は気付いて居らん可能性じゃ…いつから投石機があったのかのぅ?」

女戦士「む!まだ魔術師がまだ何処かに居ると言うのか?」

魔女「可能性の話じゃ…時限の門はそう何度も使える術では無いのじゃが可能性は考えておかねばならぬ」

女戦士「今の所流れは我々の側にある様に見えるが?」

魔女「じゃから相手も修正に躍起になって居る事も頭に入れておくのじゃ」

女戦士「…むぅ…そういえば早朝なのに向こうの衛兵は異常に気付くのも早かった気がするな」

魔女「そういう事じゃ…鐘は何回鳴ったか覚えておるか?」

女戦士「6回?…いつも通りだった筈だが?」

魔女「わらわはもっと鳴って居った気がするのぅ…気のせいじゃろうか?」

女戦士「なるほど…想定外はこうして起きるか」



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