勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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756:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/03(火) 00:46:43.43 ID:V1qeujs60
『貨物船』


カクカク シカジカ


魔女「…という訳じゃ」

女戦士「という事はセントラルは時の王という貴族に牛耳られていると見て良いのだな?」

アサシン「時の王は背後に座っているだけなのだが結果的にそういう事になって居る」

女戦士「それで貴族の解体をやろうという訳か」

アサシン「こちらにも質問がある…黒の同胞団の事だが」

盗賊「おぅ…多分時の王とも繋がってそうだな」

アサシン「領事がシン・リーンの元老院の一人だという事だが身分証はあるか?」

商人「あるよ?これさ…」パサ

アサシン「魔女…分かるか?」

魔女「信じられん事じゃがこの身分証は本物じゃ…これを発行出来るのはわらわの母上と父上だけじゃ」

アサシン「国王が絡むとなると相当根が深いと言わざるを得ん」

魔女「父上は元老院と繋がりが深いのじゃ…元老院制を推したのも父上じゃ」

アサシン「元老院は立場上魔術院の上に当たるな?つまり魔術師を使役できるという事だな?」

魔女「そうじゃ…魔術院の最高位はわらわじゃ…わらわが不在という事は元老院が実権を握って居る」

情報屋「魔術院の中に錬金術に秀でた者は?」

魔女「居る…シャ・バクダ錬金術の研究に熱心な者が居った」

情報屋「繋がるわね…麻薬の出所が」

アサシン「活動拠点に心当たりは無いか?」

魔女「シャ・バクダに派遣した8人の魔術師が居ったろう?その中の一人が錬金術に秀でた者じゃ」

アサシン「その魔術師の行方を追えば良いのだな?」

案内人「俺知ってるかも知れ無ぇ…女王に領事を紹介したのが魔術師の一人だった」

魔女「主は見ておったのかえ?」

案内人「俺は元々商隊長として領事の雇われだったんだ…領事と魔術師を連れてシャ・バクダ北の山麓まで行った事がある」

アサシン「地図で示せ…何処だ?」

案内人「ここだ…ミノタウロスがうろついて居て薬草が沢山生えている場所だ」

盗賊「そりゃ痛み止め用の薬草でケシが沢山生えている場所だな」

アサシン「なるほど…これで繋がったな…貴族共がシャ・バクダに移動している理由はそこに何かあるからだ」

魔女「魔術師が使う触媒の中にケシの実から抽出する物も多いのじゃ…その地は所縁が深いのぅ」



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