746:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/03(火) 00:40:27.51 ID:V1qeujs60
『昼』
リン ゴーーーーーーン
女戦士「よし!1班は小休止だ!…炊き出しが出来上がって居るから食事をしておけ」
盗賊「ふぅぅぅローグ!!休憩だとよ」
ローグ「アイサー」
商人「船で働くのより随分ラクだね」
盗賊「だなぁ!?慣れりゃどうって事無ぇ」
ローグ「盗賊さん見て下せぇ…セントラル城の内郭上っす」
盗賊「んぁ?何か見えるか?」
ローグ「でかい鎧着た…なんなんすかねぇ?衛兵にしちゃデカ過ぎやしやせんか?」
商人「本当だね?魔物みたいに大きい」
ローグ「なんか…のたうち回ってる様ですが…やっぱ魔物っすかねぇ?」
盗賊「大きさ的にミノタウロスだな…女戦士!何か知らんのか?」
女戦士「私は陸に上がってまだ3日目だ…お前達とさして変わらん」
盗賊「俺ぁ船まで戻って望遠鏡持ってくる」
女戦士「アレは私の物だ!傷つけるなよ?」
盗賊「分かってる分かってる…すぐ戻る」ダダッ
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盗賊「持ってきたぜぇ」タッタッタ
女戦士「貸せ!私が確認する」
盗賊「んだよ…やっぱお前も気になってんじゃねぇか…ホレ」ポイ
ローグ「かしらも本当はあねさんにそっくりなんすよウヒヒ」
盗賊「んで?あのでかい奴は何だ?」
女戦士「ラットマンの様だな…亜種か?」
盗賊「俺にも見せろ!」
女戦士「フン!壊すな?」ポイ
盗賊「…どれどれ…ほーーう間違い無ぇありゃラットマンリーダーだな…どうやって手懐けたんだか」
女戦士「セントラルには魔物使いが居ると言うのか?」
盗賊「かもしれんな?あんなんが城守ってたらそりゃ近付け無ぇわ」
女戦士「察するに王国側にラットマンリーダーが居てその他衛兵は貴族院側と言う構図か」
盗賊「衛兵全部貴族院側って訳でも無さそうだぜ?精鋭兵が城周辺に鎮座している」
ローグ「あっしにも見せてくだせぇ…」
盗賊「ほい…」ポイ
商人「なるほどね…多分戦力的には王国の方が上なんだ…貴族院は民を人質にしてるのさ」
盗賊「それじゃぁ国力が衰退するばっかだな」
商人「貴族は国力なんかもうどうでも良いんだよ…だから商隊で少しづつ逃げてる」
盗賊「民は捨て駒か…ゲスい」
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