勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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735:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/03(火) 00:33:49.16 ID:V1qeujs60
『部屋』


…こういう仮説が立つよ

根の森に精霊の記憶がオーブになっていくつもある

精霊はこの記憶を未来まで届けて超高度AIの問題点を解決したい

でも魔王はこの記憶を届けさせたくない…中身を改ざんしたいんだ

どうやってオーブの記憶に入るのかは分からないけれど

そのオーブの記憶改ざんを阻止しようとしているのが勇者の役割

ほら伝説では魔王を退けた後に勇者のその後を誰も知らないでしょ?

それは今いるこの世界に帰って来てるんじゃないか?

伝説の勇者はみんな精霊に導かれて…そして目が青い

剣士のバラバラになった魂がそれぞれの記憶の世界で勇者をやってるんじゃないか?



盗賊「おうおう熱くなってんじゃ無ぇか…」

商人「あぁおかえり盗賊」

女海賊「今の話…ホムちゃんに聞いたら早いんじゃないの?」

ホムンクルス「私は精霊の記憶を根の森に置いて来ました…」

女海賊「お!?てことは新しいホムちゃんの誕生?」

ホムンクルス「精霊の40年分の記憶で基幹プログラムが更新されていますのである程度の知識は残って居ます」

商人「ホムンクルス…君に何か意見はある?」

ホムンクルス「精霊の記憶データを変える事が出来るのは精霊とアドミニストレータだけです」

商人「アドミニストレータ?誰?」

ホムンクルス「管理者権限を持つ者と言えば良いでしょうか?」

商人「管理者?僕かい?」

ホムンクルス「商人は私個体の管理者です…私を通じて記憶データは変える事が出来るかもしれませんね」

商人「管理者権限を持つ者って…もしかして勇者の事かな?」

ホムンクルス「それは今の私には断定できません」

商人「まてよ…辻褄が合うな…だから魔王は勇者を器にするんだ」

情報屋「辻褄が合わない事があるわ?魔王は勇者の魂をどこに連れて行ってるの?深淵に落ちて行ってる筈でしょう?」

商人「う〜ん…魂は複製したりするのかな?」

ホムンクルス「私の基幹プログラムは記憶から再構築したオブジェクトの集合体です」

商人「君の場合は複製が可能という事を言ってるね?それが人間でも同じなんだろうか?」

ホムンクルス「あなたの中に私の心があると言ったのは商人ですよ?」

商人「…そうか!!自我と魂は別物だ…魂は記憶で複製されるのか…つまりオーブは自我の無い魂の集合体と言える」

情報屋「記憶が魂という入れ物を構築して自我がそこに宿る?そんな感じ?」

商人「それらを総じて僕たちは心って表現していたんだね」



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