勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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729:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/03(火) 00:30:20.14 ID:V1qeujs60
『翌朝』


チュンチュン


盗賊「おぉ起きたか?外見て見ろ…シャ・バクダから出るのに荷物監査やってる」

女海賊「私らには関係無いよ」

盗賊「今日はどうするつもりだ?」

女海賊「ラクダで星の観測所行こうと思ってたけど…」

盗賊「お前は謎の荷物持ち過ぎだからシャ・バクダの出口で掴まんぞ?」

女海賊「はぁ?あんた馬鹿?そんなん私だけハイディングして行けば良いじゃん」

盗賊「お?ヌハハ…そうだな忘れとったわ」

女海賊「ローグと一緒にラクダの手配やっといて!朝食食べたら行くから」

盗賊「雪降ってるから防寒着用意しとけ」




『シャ・バクダ検問』


はい次!荷物見せろ

手ぶらで何処行くんだ?

オアシス巡りだと?

男4人と女子供か…

どこの貴族だ?

けっ…何も持ってねぇな…はい行け!

次!!



ローグ「シャ・バクダは壁が無いから何処からでも出れるんすけどねぇ…何か意味あるんすかね?」

商人「検問を迂回する人をどこかで見てるんじゃないかな?」

盗賊「ここは見晴らしが良いからな…他の場所から出るやつなんか直ぐに分かる」

ローグ「じゃぁ出るとしたら夜っすね?」

商人「ハハつまりまだ街に残って居る人が怪しいって事でしょ」

ローグ「あー検問に意味ありそうっすね…あぶり出しなんすね」

盗賊「あっちはまだ目標を絞れていないという事だ…俺達は安全だ」


リリース スゥ


女海賊「剣士は私と一緒にラクダにに乗って…あんたが前」

盗賊「おいおい大丈夫かぁ?」

女海賊「うっさいな…やらせたら何でも出来んの!!ホラ早く…」

剣士「あ…あぁ」

ローグ「あーやって思い出させようとしてるんすね…でも大分落ち着いてきやしたね?」

商人「そうだね?他の人格が見えなくなってきたね」

盗賊「剣士は元々無口だから分からんなヌハハ」


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