720:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/03(火) 00:25:45.77 ID:V1qeujs60
『宿屋の酒場』
ドゥルルルン♪
情報屋「吟遊詩人が来てるわね」
子供「ママ?あの楽器は何?」
女海賊「あれはリュートと言う楽器…未来は興味あるの?」
子供「音…」
女海賊「はっ!!そうか…ミスリル銀を何処かに使えば良いのね?」
子供「うん」
商人「君は女海賊に似て賢いね…ミスリル銀はどの楽器にも使えそうだね?」
女海賊「私のパパなら作れる…武器より楽器を流通させた方が効率が良い…」
商人「そうだね」
女海賊「ちょっと行って来る…食事来るまで待ってて」
盗賊「あんま騒ぎ起こすなよ?」
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女海賊「ねぇ…あんたの使ってるリュート…私にちょっと細工させてくんない?」
吟遊詩人「え…このリュートは私の大切な物でして…」
女海賊「見て…この剣の装飾はミスリル銀で出来てるんだ…この装飾をそのリュートに付けさせて欲しい」
吟遊詩人「あなたは一体誰なんですか?」
女海賊「私はドワーフの細工師だよ…そのリュートをエンチャントしたい」
吟遊詩人「なにかリュートに効果が付くんですか?」
女海賊「鎮魂の効果が付くよ…タダでやったげる」
吟遊詩人「はぁ…ですが今は演奏が…」
女海賊「5分で終わる…貸して?」
吟遊詩人「壊さないで下さいね?」
女海賊「うん…見てて?」
トンテンカン トンテンカン
女海賊「はい!終わり…装飾が付いて恰好良くなったでしょ?」
吟遊詩人「ありがとうございます」
女海賊「音が鳴る木の部分に細工してあるから…ちょっと音変わってるかも…鳴らしてみて?」
吟遊詩人「はい…」
ドゥルルルン♪
吟遊詩人「余韻が出る様になりましたね?」
女海賊「おっけ!じゃんじゃん演奏して」
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