712:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/03(火) 00:21:45.94 ID:V1qeujs60
盗賊「こりゃまた相当錯乱してそうだな…」
情報屋「ドリアード伝説は約3000年前だった筈」
商人「これは…剣士の分裂した魂は精霊のオーブの中に居たって事か?」
剣士「ぅぅぅ記憶がおかしい!!僕は…誰だ」ブンブン
商人「うーん魂は記憶を保持するのかな?」
ホムンクルス「私の基幹プログラムは記憶の重要な部分を再構築して圧縮しオブジェクト化した物の集合です」
商人「良くわかんないけれど少しだけ記憶は残りそうだね」
ホムンクルス「私と同じだと仮定しますと外部メモリに入っている記憶は始めは他人の記憶として認知します」
ホムンクルス「その後少しづつ自分の感覚に入れ替わって行きますので混乱が生じます」
女海賊「じゃぁ元の剣士に戻れるよね?」
ホムンクルス「はい…しかし基幹プログラムが以前より更新した状態になって居るかもしれません」
女海賊「どうなんの?」
ホムンクルス「心が強くなっていると表現すれば良いでしょうか?」
商人「なるほど…精霊の記憶の中で経験した分心が更新されているかもしれないという事か」
ホムンクルス「はい…」
商人「ふむ…どうも気にかかる…精霊の記憶一つ一つはもしかして夢幻の世界の様になっているのでは無いか?」
ホムンクルス「記憶を覗くと自分がその場に居るような感覚を受けます」
商人「その記憶の中で自由に行動出来るの?」
ホムンクルス「私は覗くだけにしていますが記憶の中の物を触る事も壊すことも出来ます」
商人「それはつまり記憶を変えると言う事だな…」
ホムンクルス「データですので変える事は可能です」
商人「んんん…もしかすると…」ブツブツ
盗賊「ちょい女海賊!剣士をどうにかしてくれ…暴れると怪我すんぞ」
女海賊「剣士!?分かる?私だよ?」ギュゥ
剣士「ぅぅぅ…君は…君は…」
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