685:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/19(月) 21:34:30.32 ID:iNLvSB+c0
『1時間後』
アサシン「よし…いいぞ衛兵が民を誘導している!避難が間に合う!!」
案内人「海を見てくれ…段差が出来てる…アレが津波だ」
エルフゾンビ「ゆっくり流されて行くな…」
魔女「あの高さじゃと貴族居住区も浸かるかもしれんのぅ」
アサシン「自然の力の前で私達は何と無力か…ゆっくりと中央広場が水没して行く」
魔女「これは防ぎ様が無さそうじゃ」
アサシン「いつぞや見せた氷結魔法で凍らせられないか?」
魔女「この量は無理じゃが貴族居住区の門を塞ぐ程度なら出来るやもしれぬ」
アサシン「案内人!貴族居住区の上を飛ばせ」
魔女「水が上がって来たら魔法を発動させてみるぞよ」アブラカタブラ アブソリュート ゼロ
案内人「だめだ…中央は全域屋根まで浸かってる」
アサシン「魔女に掛けるしかない」
魔女「広範囲絶対零度魔法!」カキーン
ガガガ ガリガリ
アサシン「おぉ!!氷河が門に詰まって塞き止めが出来ている」
魔女「氷結魔法!氷結魔法!氷結魔法!」カキーン
エルフゾンビ「見ろ!!外郭の壁が崩落した…これで水位が下がるかもしれない」
アサシン「凌いだか!?」
エルフゾンビ「水が草原の方まで行ってる…信じられない光景だ」
案内人「海の中に浮かぶセントラル城…」
エルフゾンビ「あそこにどれだけの命が犇めいているのか…」
魔女「しかし…誰がインドラの矢を使ったかじゃな」
アサシン「千里眼で見通せないか?」
魔女「やって居るが盗賊も商人も…誰の目も見えんのじゃ…狭間の中に居るのじゃろうか?」
アサシン「狭間の中は見通せないのか?」
魔女「時間の流れが違うのでな?逆だと見えるのじゃがのぅ」
案内人「フィン・イッシュも心配だが…」
アサシン「あちらは海から少し離れた丘の上だ…セントラル程では無かろう」
魔女「今女王の目を見て居る…川が氾濫しておるな」
アサシン「逆流か!」
魔女「じゃが沿岸部だけじゃな…大した被害では無さそうじゃ」
アサシン「そうか…軽微で良かった」ホッ
魔女「わらわ達は眺めている事しか出来ぬ…唖然とはこの事を言うのじゃな…言葉が出ぬ」
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