674:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/19(月) 21:27:25.92 ID:iNLvSB+c0
『部屋』
エルフゾンビ「女王から話は聞いて居る…アサシンは貴族特区で捕らえられて居るのだな?」
魔女「そうじゃ…食事はしっかり出る故心配は無いのじゃがラットマンリーダーが守って居ってな」
エルフゾンビ「やはり時の王卿が先導していたか」
魔女「主は会うた事があるのじゃな?」
エルフゾンビ「時の王は表に顔を出すことは無いのだ…私ですら話しか聞いた事が無い」
魔女「奴は人間を絶滅させる気で居る様じゃ」
エルフゾンビ「前王の父も…恐らく兄も人間を絶滅するなど考えて居ない」
魔女「欺かれておるのじゃな」
エルフゾンビ「正義感の強い兄が何故時の王に従う行動をしているのか…」
魔女「逆に時の王を欺こうとしている可能性は無いのか?」
エルフゾンビ「指輪…父が祈りの指輪で何をしたかったのか…もしや指輪で時の王を葬ろうとしていたのか?」
魔女「兄はどうじゃ?」
エルフゾンビ「兄は騎士道を貫く…弱き者を滅することなど決してしない」
魔女「何かおかしいのぅ…」
エルフゾンビ「正統派でしか動かない…つまりやるなら真っ向勝負」
コーーーーーーン コーーーーーーン
エルフゾンビ「ん?この音は?」
魔女「アサシンがミスリル銀を鍛冶で打つ音じゃと言うておった…憎悪を払うらしいが?」
エルフゾンビ「そうか…兄は正当な方法で邪悪と戦おうとしているのだ」
魔女「ふむ…どうやら皆の歯車が少しづつ違って回って居るな…噛み合って居らぬ」
グラリ
案内人「うぉっとお!!何だ?」
グラグラグラグラグラグラ
魔女「どこぞで地震が起きとる様じゃな?これは大きな津波が来るやも知れぬ」
案内人「ここは海に近すぎる」
エルフゾンビ「一応建屋の上に避難しておくか…」
魔女「わらわはまだ食事をして居らぬが…」
案内人「建屋の上まで持って行ってやる」グイ
魔女「これ!!引っ張るでない…およよ?」バタバタ
案内人「肩の上に乗ってろ」
魔女「これ!!わらわは下着を履いて居らぬ…降ろさんか!!」
案内人「上に行こう」タッタ
エルフゾンビ「…」タッタ
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