勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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621:名無しNIPPER[sage]
2020/10/15(木) 18:53:30.71 ID:6+J6cz5f0
『深層』


エルフゾンビ「見つけたな…これがリリスか?」

アサシン「でかい心臓…なのか?悪魔の卵…か?」

エルフゾンビ「カタコンベの壁面に癒着しているな…これでは取り出せん」

アサシン「下半分はまだ液体の中か…」スチャ

エルフゾンビ「そのダガーでこの肉壁を貫けると思うか?」

アサシン「奥義!!デュアルストライク!!」ザクン ザクン

エルフゾンビ「無理だな…葬る方法を考え直した方が良い」

アサシン「バックスタブ!!」ザクリ グサァ

エルフゾンビ「中で何か動いている…蛇の様な物だ」

アサシン「リリスに間違いなさそうだ…見えるか?」

エルフゾンビ「何処が頭部なのか分からない…だが魔物である事は間違いなさそうだ」

アサシン「乳房が見えるな」

エルフゾンビ「どこだ?」

アサシン「ここの薄い肉壁から少しだけ見通せる」

エルフゾンビ「人の乳房か…首が無いぞ」

アサシン「見当たらんな」


”アサシン聞こえるか?”


エルフゾンビ「誰だ!?」

アサシン「魔女…聞こえる…こっちの声は届くのか?」ゴソゴソ

エルフゾンビ「貝殻から声が?」


”アサシン…帰って来るのじゃ…その魔物は主ではどうにもできぬ”

”危険じゃから戻って来い…石にされるぞよ”


アサシン「どうやら魔女の言う通りやもしれん…見ろ…私の手が動かん」

エルフゾンビ「引き上げるか…うぐっ…足が動か…ない」ドテ

アサシン「ちぃぃ石化が始まってるのか…」グイ

エルフゾンビ「私に肩を貸した状態で走れるか?」ズリズリ

アサシン「石化の進行が早い…俺達の命運は尽きたやもしれん」ヨタヨタ

エルフゾンビ「ゾンビ達よ…私達を精霊の御所まで運べ」

アサシン「クックック…ゾンビ頼みか」


そっちに行ったぞ!!囲めぇ!!

くっそ!こんな武器じゃゾンビを倒せない

おい!新手だ!!…でかい!!

うぉぉぉエルフだ!!逃げろ!!


アサシン「…ここまでだなフゥ…足がもう動かせん…済まんな巻き込んでしまって」

エルフゾンビ「フフ砂漠で飲んだワインは旨かったな」


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