勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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566:名無しNIPPER[sage]
2020/10/08(木) 19:56:15.05 ID:R2tAL1mj0
女海賊「ホムちゃん…話があるんだけど」

ホムンルクス「はい…どのようなご用件でしょう?」

女海賊「剣士がさ…指輪を使って魔王になった後に倒れて…まだ生きてるんだ」

ホムンルクス「はい…お元気でしょうか?」

女海賊「廃人みたいになって心を無くしたみたいなんだ…何とか出来ない?」

ホムンルクス「それは魔王化症候群の後遺症と思われます」

女海賊「症候群?後遺症?」

ホムンルクス「すべての憎悪を受け止めた結果…脳の記憶伝達が自己防衛によりシャットダウンします」

女海賊「治せる?」

ホムンルクス「物理的に治すのは無理だと思います」

女海賊「…そんな」

ホムンルクス「私に人間の精神世界の事を予測するのは難しいのです」

女海賊「精神世界?…夢幻の事?」

ホムンルクス「夢幻の中にも彼の魂の一部はあるかもしれません」

女海賊「一部ってどういう事さ?」

ホムンルクス「魔王化症候群では宿主の精神が分裂してしまうのです…魂の分裂と言い換えた方が良いのでしょうか…」

女海賊「元に戻したいんだけど…」

ホムンルクス「私に出来る事があれば出来るだけ協力します…一度会わせて頂けますか?」

女海賊「今向かってる…」

ホムンルクス「あれから何年も経って居ますが精神が分裂状態では何も出来ないのでは無いのですか?」

女海賊「エリクサー飲ませて生き永らえてるから」

ホムンルクス「それは良い処置でしたね」

女海賊「ホムちゃん…エリクサーの作り方知ってる?」

ホムンルクス「はい…ご入用でしたらレシピを用意します」

女海賊「うん…お願い!もう残り少なかったんだ」



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