勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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551:名無しNIPPER[sage]
2020/10/08(木) 19:40:23.46 ID:R2tAL1mj0
『ドワーフの気球』


盗賊「おぉ来たか…もう荷物は積み終わってるぞ」

商人「僕はもう一回荷物取りに戻る…ボルトが重くてさ」

盗賊「あぁ炉に火を付けておくから急げ」

商人「うん…行って来る」タッタッタ

情報屋「釣り竿?何作って居るの?」

盗賊「ちょいと鍵開けの仕掛けだ…例のキ・カイの扉は簡単に開かんもんでな」

情報屋「何か手伝う事ある?」

盗賊「炉に火を入れといてくれ…木炭は横の箱ん中だ」

情報屋「うん…よいしょ」

盗賊「ふいご動かして送風すりゃ温度上がる…力居るがお前に出来るか?」

情報屋「よいしょ…よいしょ…」

盗賊「出来るじゃねぇか!!足でやっても良いんだぜ?そっちのが楽だ」

情報屋「これ…女海賊は涼しい顔してやってたよね…よいしょ」

盗賊「あいつは素がドワーフだから以外に頑丈でタフなんだ…あぁぁその位で良いぞ飛んでっちまう」

情報屋「ふぅ…」

盗賊「じゃぁ次にな…窓ん所にアロースタンドあるからボウガン引っかけて置いてくれ」

情報屋「これ?」

盗賊「そうだ…右と左…そして後ろにも」

情報屋「へぇ…こうやって使うんだ…ドワーフの気球は狙撃翌用に考えられているのね」ガチャ

盗賊「ボウガンは2発づつ撃てるから3人でやればそれなりの火力にはなるな」

情報屋「戦う前提で行くんだ…」

盗賊「戦場のど真ん中だぞ?敵より先に気球やっとかんとこっちが狙い撃ちに合う」

情報屋「この気球は戦争用?」

盗賊「そうだな…割と丈夫に出来ているし球皮に穴空いても最低限飛べる工夫がされている…さすがドワーフの気球だ」

商人「お待たせ!ボルト持ってきたよ…よっこら」ドサリ

盗賊「おう!!じゃぁ早速行くか」


フワフワ〜


商人「おぉボウガン準備万端だね…ボルトセットしておこうか?」

盗賊「やり方分かるか?アロースタンドに引っかけてやれば簡単にセット出来るんだ」

商人「へぇ…ちょっとやってみる」グイ ガチャ

盗賊「弓よりボウガンの方が倍以上射程が長い…ボウガン完備した気球は強えぇぞ?」

商人「そうだね…こんなにセット楽ならドンドン撃てるね」



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