勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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544:名無しNIPPER[sage]
2020/10/08(木) 19:35:11.72 ID:R2tAL1mj0
『船長室』



商人「…ドラゴンの義勇団はとっくに解散しているんだよ」

盗賊「じゃぁあの旗を使ってるって事は女戦士か女海賊って事だな?」

商人「狭間を上手く使ってるからやっぱりそう考えるね」

盗賊「あいつら指輪から聖剣もアダマンタイトも何もかも全部持って行っちまったからな」

商人「まさか幽霊船に乗ってるなんて思いもしなかったよ」

盗賊「お前いつから幽霊船の話を知ってるんだ?」

商人「随分前さ…キ・カイでは割と有名になってる」

盗賊「何か被害出てんのか?」

商人「そういう話は聞いた事無い…ただ商船と良くすれ違うらしい」

盗賊「船の形からするとありゃ輸送船だ…なにか運んでんだろうな」

商人「そうか硫黄と木炭の流通は幽霊船が運んでたとなると辻褄が合うな…」ブツブツ

盗賊「ぬぁぁ独り言はやめてくれ」

商人「あぁごめん…もし幽霊船に女戦士達が関わっていたとなると僕を探って居たのは彼女たちだった可能性もあるなってね」

盗賊「またすれ違っているってか?」

商人「実は硫黄と木炭の流通は僕が牛耳っているんだ」

盗賊「ほう?」

商人「硫黄の産地は大体火山のふもとなんだよ…それで売人を通じて古代遺跡の情報を収集していた」

情報屋「賢いわね…それで古代遺跡の場所を突き止めたという事ね?」

商人「おおよそね…ハテノ村という場所さ…地図だとココになる」

盗賊「キ・カイから気球で飛んで5日って所か」

商人「積んでる気球は直ぐに使えるの?」

盗賊「大丈夫だろ…ドワーフの気球は頑丈に出来ている」

商人「アダマンタイト使って狭間に入れればね早いんだけどねぇ…」

盗賊「どっから入手すりゃ良いかもわかん無ぇししょうがねぇだろ」

商人「今思えば女海賊はスゴイ才能を持った子だったねぇ」

盗賊「だな?謎の石も謎の機械もへんな虫まで使いこなしやがる…ぜーんぶ持って行っちまたが」

商人「アダマンタイトかぁ…レアな素材だなぁ…」



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