勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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483:名無しNIPPER[sage]
2020/10/01(木) 09:41:42.65 ID:whSJU1gn0
女海賊「アサシン!!勇者と何話したのさ?」

アサシン「クックック未来の話を少しな…」

女海賊「どんな未来なのさ…もう私はあんたの助手なんかやんないかんね」

アサシン「その心配は要らない…もう盗賊ギルドは解散だ」

盗賊「星の観測所は今ドラゴンの義勇団って事になってるんだけどよ…お前どうするつもりだ?」

アサシン「あそこの名義は女戦士のままだ…彼女に任せる」

盗賊「お前はしばらく引退だな?その体じゃ無理もあるまいが」

アサシン「そうだな…心底疲れた…もう殺しは懲り懲りだ」

盗賊「フィン・イッシュの戦いはそんなに酷かったのか?」

アサシン「あぁ…始めは人の裏切りから始まった…恐らく魔王の影響なのだろう」

盗賊「あの国は30万は人が居た筈だな…それが全滅とは想像出来ん」

アサシン「裏切りにゾンビ化の病…まさに地獄だ」

盗賊「フィン・イッシュの王女がオアシスに逃れてまだ生きている…お前が逃したとか?」

アサシン「そうか…生き延びたか…まだ復興の芽は残されていたか」

盗賊「まだ分かん無ぇ事が…魔王は一体どこにいる?」

アサシン「クックック分からんのか?私にもお前にも…すべての人間の中に潜んでいる…器を求めて彷徨っているのだ」

商人「ええ?それじゃ手の打ちようがない…」

アサシン「ではお前たちはこれから何処に向かおうとしているのだ?」

商人「シャ・バクダだ…魔王はそこに集まろうとしている?」

アサシン「勇者に導かれて居る事が分からんのか?魔王と勇者は表裏一体…勇者の元へ魔王は来る」

女海賊「もうやめて!!そんな話もう聞きたくない!!」

アサシン「そうだな…私も疲れた…もう止めよう…しかしお前たちは魔女から何も聞かされていないのだな?」

女海賊「魔女が何よ!?何か知っているの?」

アサシン「魔女はこうなる事をはじめから予見している…それを変えるのが精霊を呼び覚ます事だった」

商人「どういう事?」

アサシン「精霊だけが魔王を封じる術を知っていた…居ないとなってはこの世は滅びの一途」

商人「ホムンルクス…君は何か分からないのかい?」

ホムンルクス「はい…ウイルスに対抗するにはワクチンが必要です…つまりそういう事だと思われます」

商人「ワクチン?」

ホムンルクス「ゾンビ化の病に対するワクチンは恐らくサンドワームの抗体で得る事が出来ると思います」

ホムンルクス「それと同じように魔王化に対するワクチンは先の精霊が解析済みであった可能性は少しながらあります」

商人「君は解析できないのかい?」

ホムンルクス「私は魔王化を体験した事がありませんから…」

商人「体験…まさか200年前の勇者の体験を精霊が取得したと?」

ホムンルクス「解析は数秒で終わります…可能性はあります」

アサシン「商人…お前は夢幻の記憶を忘れたのか?」

商人「え?夢幻…そうだ思い出せない」

アサシン「お前は夢幻の中で薬剤師と名乗る者と最後までワクチンを研究していた筈だ…私もそこに居た」

商人「記憶が…無い」


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