447:名無しNIPPER[sage]
2020/09/26(土) 12:42:39.49 ID:JyBdSu8i0
商人「そうか…200年も主を探し求めて居たのか」
女エルフ「その様ね…ドラゴンがあんなに甘えるなんて」
商人「一目見て精霊の化身だって分かるんだね…」
女エルフ「精霊本人に会ったことがあるなら直ぐに分かる様ね」
商人「そうか…やはり精霊の道を行くのは避けられないのか…」
女エルフ「どうしてそんな風に思うの?」
商人「君はさっきオーブで精霊の記憶を覗いたよね?」
女エルフ「…うん」
商人「そういう事さ…きっと想像を絶するほど重たいんだよ」
女エルフ「覗くのがとても怖かった」
商人「そうだね…僕たち人間やエルフが背負える物じゃないと思う」
女エルフ「でもね?…私は最後に精霊樹になるの」
商人「それは夢幻での事でしょ?」
女エルフ「うん…精霊からの導きと思ってる…だから向き合わなきゃって思った」
商人「君はまさか精霊樹になろうと思っている?」
女エルフ「時が来たらそうなるのかな?…てね」
商人「それならホムンルクスの役割は一体…」
女エルフ「かつての精霊の役割は終わった…ホムンルクスはこれからを生きる…どうかな?」
商人「ハハ…良いね…そんな風に上手く行けば良いね」
女エルフ「うん…」
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商人「さぁ…そろそろ良いかな?一旦星の観測所に戻ろう」
ホムンルクス「はい…もうオーブの探索は良いのですか?」
商人「うん…女エルフでも覗けないというなら今はオーブにかまってる暇はないかな」
ホムンルクス「わかりました…それとこれを…」
商人「ん?何だろう?」
ホムンルクス「ドラゴンが流した涙です…必要ありませんか?」
商人「何かに使えるのかな?後で盗賊に聞いてみる」
ホムンルクス「どうぞ…では行きましょう」
商人「僕は女エルフと一緒にドラゴンに乗るけど…剣士?ホムンルクスを頼めるかな?」
剣士「うん…良いよ」
商人「それじゃぁ…星の観測所で落ち合おう」
女エルフ「商人!!乗って!!」グイ
商人「ほっ…」ピョン
バサ バサッ バッサ バッサ
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