勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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44:名無しNIPPER[sage]
2020/09/14(月) 22:53:20.40 ID:JwosRg690
盗賊「子供たちはどうした?」

女盗賊「近くの宿屋で剣士が付いてくれてるわ…もう寝てると思うけど」

盗賊「そうか…宿代はどうだ?」

女盗賊「それ程高くはないけれど…あまり長く居れる程余裕は無いわね」

盗賊「この人数じゃしょうがねぇか」

女盗賊「そうね…でも働く場所には困らないと思うわ」

盗賊「この店で女5人雇ってくれるとよ!!なぁマスター!!」

女盗賊「それはありがたいけれど大丈夫かしら…」

盗賊「稼ぎゃ良いんだよ!前とさして変わらん」

女盗賊「あなたはどうするの?」

盗賊「俺ぁ泥棒だ…稼ぎ方はそれしか無ぇ…ただ今は情報が欲しい」

女盗賊「盗賊ギルド支部は今機能してるのかしら?」

盗賊「さぁな?普段顔出さねぇ奴がノコノコ行って相手されるとは思わんがな」

女盗賊「それもそうね…」

盗賊「金が無くなるまでゆっくり情報集めが先だ」

女盗賊「そういえばさっき宿屋で妙な噂を聞いたわ」

盗賊「お!?」

女盗賊「近くで魔女が出たらしいの…捕まえたら金貨一袋らしいわ」

盗賊「近くというだけでは動けんな…それから金貨一袋ってのもケチくさい話だ」

女盗賊「その魔女の特徴が…赤い瞳」

盗賊「ぶっ!!…そりゃまさか」

女盗賊「噂が広まるのって早いものねフフ」

盗賊「…」

女盗賊「ん?どうしたの渋い顔して?」

盗賊「ぃぁ…まさかとは思うが…法王庁は魔女狩りに行った訳ではあるまいな?」

女盗賊「…可能性としては…有りね」

盗賊「二個中隊の軍隊だと近隣の村は蹂躙されるぞ」

女盗賊「考えたくないわね」

盗賊「そうだな…考え過ぎと思いたい!夜行軍の理由とも結び付かねぇし…」

盗賊「いや!そもそも魔女なんか俺は見てねぇ!」

盗賊「ぬあぁぁ何だか腹がムカムカする」



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