勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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430:名無しNIPPER[sage]
2020/09/26(土) 12:34:12.21 ID:JyBdSu8i0
『シャ・バクダ遺跡』


盗賊「地下の方が随分涼しいじゃねぇか…」

商人「なんか嫌な雰囲気だなぁ…」ゾクゾク

女海賊「カタコンベになってて骸骨がいっぱいあるって言ってたさ…気持ち悪いね」

盗賊「どうやら何かの祭壇になって居た様だな…なんでまた地下だったのか…」

商人「あそこ…アレが200年前の勇者の像か?」

盗賊「なんだこりゃ…」

女海賊「え!?何コレ…地面から沢山生えてるのって人の手…だよね?」

盗賊「手だけじゃ無ぇ…死霊か何かに掴まりかけてんだ」

商人「どうしてこのまま石になってるんだろう…あ!横に刺さってる大剣…」

盗賊「…むぅ…この大剣…なんか覚えがある」

商人「盗賊もか…夢の中で大剣の戦士が居たのを覚えてる…」

女海賊「私も知ってる…」

盗賊「3人とも夢で見てるって事は…やっぱこいつが勇者だったと考えるな…」

商人「こんな風に死んだ…のか?」

女海賊「胸に何か刺さってるよ?」

盗賊「折れた剣…」

商人「これはどう見ても勇者が朽ちた像だ…魔王はどうなった?倒して居ないのか?」

女海賊「あのね…シン・リーン古代遺跡の壁画は…勇者が最後に魔王になって落ちて行く画だったんだ」

盗賊「なるほど…アサシンが勇者を暗殺したい理由だな?」

商人「んんん…これが作り物ではなく事実だったとすると…どうして石になってる?」

ホムンルクス「私と同じ体だった可能性があります」

商人「はっ!!忘れてた…精霊の子!!そうか…精霊の子もホムンルクスと同じ遺伝子を持っていたのか」


そうか…やっぱり仮説通りだ

精霊は我が子を救う為に工学三原則を破って停止したんだ



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